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「エクスカリバー発売によせての全曲解説」
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「『エクスカリバー』発売によせての全曲解説」

今回のアルバムはコンセプトとして、
「分かりやすい進化または成長を聴かせる」ってのがあって、
それは今迄の様な「勢い封じ込め重視型」ではなく
クリック等を使い「整理整頓構築型」にしてみたかった。
だからリズムの録音には今までの3倍近くの時間がかかった。
前作は「ロックバンドの1stらしく、ライブでのレパートリーや勢いをアルバム化した」つもりだが、
今作は「ロックバンドの2ndらしい進化をアルバム化したい」って思ったんだ。
同じ事は2度したくない俺としては、そんなアイディアと共に制作に入った。
もちろん、全く違う事がやりたかったのではなく、
自分を良い意味でキープする為のチャレンジとでも言いますか。
基本は何も変わらないよ。
「いい歌を!」ってね。
RAMONESやCLASHやGREEN DAYの様にね。






1、The Last Nova
2、エクスカリバー
3、DROP
4、We Cry
5、JANIS
6、orion, can you wait?
7、NIGHT PEOPLE
8、NEON
9、AURORA
10、HORIZON
11、today,tonight,tomorrow,to my girl

「DROP」C/W 毒針とステロイド




1、The Last Nova
そんな上記のテーマが分かりやすく繁栄されてるのがこの曲。
というか、そのテーマが漠然と浮んで来た時に一緒に浮かんで来たのが
このリズムとメロディーと歌詞だった。
冒頭のドラムの音色はエンジニア小野寺氏と様々な機材を駆使した苦労作。
俺のFUZZギターの上にN.E.S.のTACROW氏に「おりんばい」(宮城県に古くから伝わる
民族楽器。ではなく、バイオリン)をのせてもらった。おかげで壮大な雰囲気が出来上がった。
上記の前書きで書き忘れてたが、今回はライブでの再現の仕方は一切考えてない。
「整理整頓構築型」には「ライブで再現」ってのが足枷になる。
前作は「ライブのままに」今作は「ライブはライブ。アルバムはアルバム。」
ややこしくなってきたな!ま、そんなとこだ。
タイトルのNovaってのは、新星って意味で、直訳すれば「最後の新星」。
最初で最後の特別な時代に何が残るのか?何が残せるか?
某英会話教室のタイアップを狙っているのか?

GIBSON ES-335 & GRECO-ZEMAITES



2、エクスカリバー
アルバムのタイトルチューンですな。
意味は辞書に因ると「アーサー王の魔法の剣」らしいが、
内容とは余り関係がない。響きで選んだ。
冒険を連想させる単語なら何でも良かった。
アドベンチャーでもディスカバリーでもね。
その結果、アルバムタイトルにまで大抜擢されたんだが、
ジャケットのイメージにまで影響が及んでしまった。
罪な奴だ。
単なる8ビートにしたくなかったから、樫本に「ミラーボール」以来の
チョッパー奏法をやってもらった。アクセントになったと思う。
車で高速道路に乗った時にカーステレオから流れて来て欲しい曲だな。
世界は1つになろうとしているか?

GRECO-ZEMAITES



3、DROP
疾走感!がテーマの曲。
記念すべきnilの初シングル。
レコーディング中にサビ以外の歌詞を書き直したりした。
今、改めてこの歌詞を読むと現状にピタリあてはまってる。
書いた時はまるでそんな予感はなかったが、肌で感じていたのかな。
ZIGZOの「チェルシー」といい、なんかそういう事があるなー。
シングルバージョンとアルバムバージョンでは微妙にMIXが違う。
歌にかかってるコンプレッサーというエフェクトの掛り具合が違う。
マスタリングでのトータルコンプ、トータルイコライズも違う。
聴き比べてみたら面白いかも。
落ちたのは涙だけじゃないなら、あとは何?
ま、色々だな。

FENDER JAPAN TELECASTER & CARRUTHERS TELECASTER



4、We Cry
説明は要らない。
早く聴いて欲しい。
全てに於いて名曲だと思える。
強いて付け足すなら、フェードアウトさせる予定だった。
が、歌がとても良い雰囲気だったので最後まで収録し、
このバージョンになった。
人間は泣くのです。
そして、笑うのです。

GIBSON ES-335



5、JANIS
JANISとはもちろんJanis Joplinの事。
「Festival Express」って映画を仲井戸CHABO麗市さんと観に行ったんだが、
その帰りに渋谷の焼肉屋で
「Jimi HendlixもJim morrisonもKirt Cobainもみんな27才で死んだ。
神様はソウルの強い奴を傍に置きたがるらしいんだ。みんな喚ばれていった。」
「俺達はソウルが足りないのかね?哲は何才になった?」「32です」「若いな」
ってCHABOさんと呑んでて。それで出来た曲。
前回のTOUR「TOURING INFERNO」で披露したが、いきなり盛り上がってたね。
今後のライブで大事な曲になっていきそう。
俺の気持ちでは「サマタイムクルーズ」の続編つうか別角度。
とにかく僕達の旅は続くのさ。

GRECO-ZEMAITES & DAN ELECTRO "PANDA"



6、orion, can you wait?
これも名曲だ!凄い好き。
「TOURING INFERNO」で披露したから、憶えてる人も多いかも。
この曲を書いたのは実はZIGZOの後期のスタジオで。
ま、時期ははっきりと憶えてないけど。
で、ZIGZOのメンバーと軽くアレンジしてみたんだが、
ピンと来るものがなくてお蔵入りにしてた。
4人とも「良いんだけど。ううむ」って同感想でね。
が、数年が経って、歌ってみたらピンと来るものがあって、
歌詞書いてみたら、更にピン!と来て、リアレンジした。
後奏のギターソロも気に入ってる。
箇条書きの様なセリフのト書きの様な歌詞に、
色々教えてもらう事が多い今日この頃。
orionは英語の発音に近付けようとするとオライオンって歌うべきなんだが、
ま、そこは日本人。歌うは私、日本人。聴いてるあなたも日本人。
次のバスで行こう。

GIBSON ES-335 &GRETCH-6120



7、NIGHT PEOPLE
ライブで大騒ぎしたいなーって。
それしか考えないで作った。
なぜかIGGY POPな気分だったので、そのまま拝借して「Night Clubbing」って
歌ってたらいつの間にか「NIGHT PEOPLE」になって、そこから歌詞を書いた。
大勢の声を入れたかったからREDRUMやらN.E.S.やら今井監督やらに
騒いでもらった。俺って友達少ねえな。ま、置いといて。
REDRUMのレーベルはNIGHT PEOPLEって名前だし、
最近の俺の周りにいてくれる友達への友情を歌ってみたつもり。
というか、深夜に大騒ぎしてる情景そのまま、かも。
このコーラス隊にはNIGHT PEOPLE隊と名付けた。
「ヘイ!」なんて普段の生活じゃあ大声で叫ぶ事ないでしょ?
この曲なら叫べます。
曲中のスライド風ギターは弦の上を滑らかに滑る筒状のモノを20種類くらい試した。
スタジオに置いてあるアリとあらゆるもので。
結果、GRECOの接点復活剤のスプレー缶に落ち着いた。
チョワーンって気持ち良いよ。
ううむ。しかし俺友達少ねえな。
ポケットの宝を分け合おうぜ。

FENDER JAPAN TELECASTER & GRECO CONTACT REGAINER



8、NEON
ZIGZO時代に「my problems」という曲を、とあるライブで「ジョンは自閉症アメリカ人の癖に!」
ってポエトリー・リーディング風に歌った事があったんだが、
(確かZEPP TOKYOのライブでケーブルテレビで生放送された時のライブで歌った記憶が。)
そのジョンとマサヨの物語をいつかちゃんと曲にしたかったのが、やっと実現。
曲の雰囲気をもっとイメージに近付けたくてREDRUMのYUMIにコーラスを入れてもらった。
彼女の声が宙を舞う様で素敵な事になってます。感謝!
モナリザとかの世界観だね。
サビの低音コーラスがダンディーでいい。
ジョンとマサヨは実在の人物。NEW YORKに住んでるんだ。5年会ってない。
詩の内容はNON FICTIONの様なFICTIONの様な。
SPECIAL THANKS to JON CHALMER & MASAYO CHALMER。
これも愛の形さ。

GRECO-ZEMAITES



9、AURORA
名曲!だと思う。この曲が出来たのは2年程前だと思うが、
原案が浮かんだ時に「俺ってひょっとして?」と何十回目かの天才疑惑が!
位、凄い良い曲だと思う。ま、その疑惑はその後も浮上しては消え浮上しては...。
アコースティックギターの難しさを痛感したね。
非常に難しい。自分のリズム感をもっと鍛えねば!ってね。
自分の頭の中に浮かぶ閃きや空中を漂うアイディアをいつも捕まえようと必死なんだ。
一瞬、瞬きをしてる間にその瞬間に大事な何かを見逃すかも知れない。
さっき擦れ違った彼女とはもう永遠に擦れ違う事はないのかも。
そんな風に大事に貪欲に時間を使うと非常に疲れます。
お勧めしません。時々なら、良いかも。
最後のギターソロは、去年亡くなった友達が俺に残してくれた赤い335で弾いた。
凄い良い音色なんだ。
永遠をくれ。

GIBSON ES-335('72 & REDBIRD)& TAILOR 310



10、HORIZON
今回唯一のインストだね。
実は3年前に作って、ライブの時に時々JAMってた。
凄く良い雰囲気。今作ではピアノを何曲かで録音したんだが、
この曲でも弾いてみた。もっとピアノが弾けたなら。
そのピアノの音色をエンジニア小野寺氏と夢中になって編集した。
面白い事になってる。それこそライブの事なんてまるで考えてない力作(?)。
おおくぼひさこさんってカメラマンの作品集の名前が「HORIZON」で、
ホライゾンって響きが好きで、何気なくこの曲に当てはめてみたら、
音符達から急に景色が見えだして。
言葉の持つ力って凄いな。
これも1つのROCKの形。

CARRUTHERS TELECASTER & GRECO-ZEMAITES


11、today,tonight,tomorrow,to my girl
レコーディングの前日に思い付いて、
レコーディングしながら構成を決めて、アレンジして、歌詞を書いた。
「12 inplosion」が「BIRTH DAY」でしっとりと終わってたから、
今回はスコーンと終わりたくて、慌てて書いたんだ。
聴き終わって、また1曲目から聴いてもらいたくてね。
ラブソングなのかな?どうなんだろ。
この曲だけツアーが終了してから1月に歌い直したんだが、
声が良い具合に嗄れてて気に入ってる。
いつかTOM WAITSみたいな声になったらいい。
これもライブが楽しみな1曲だな。

FENDER JAPAN TELECASTER & GUILD SG '73



「DROP」C/W 毒針とステロイド
本当はアルバムに収録する予定だったんだが、
急遽「DROP」をリードシングルとして発売する事になったので、
アルバムには収録せずシングルのカップリングに抜擢。
原曲は、誰も憶えて無いと思うけど、
第1回DREAD SQUAD限定ライブの時に披露した「カリギュラ」。
当時はCLASHの「LONDON CALLING」のイメージだったが、こんなことに。
この曲には歌でのサビが存在しない。
ギターの超絶技巧早弾きフレーズがサビなんだ。
ライブが楽しみな曲。
今回の録音では余り叫んでないが
この曲は金切り声オンリー。
だから一回しか歌わなかった。
疲れるしな。
超絶技巧早弾きっていうのは一体どういう事か簡単に説明すると
まあ、嘘です。

GRECO-ZEMAITES & FENDER JAPAN TELECASTER


            高野 哲 from nil。
 
「『THE COVERING INFERNO』レコ日記」
 ツアー中にMC等で「ツアー終わったら俺達はレコーディングに入る」って 公言してましたが、その内容は「セカンドフルアルバムを作っちゃろう!」という 勢いの下でした。が、旅をして廻る空の下、色々な景色を見ながら、感じながら、 人々と接しながら、沢山の会話をしながら、だんだん、「もう少しゆっくり作ろうかな?」 って思いが出てきました。「次の物語を作る前に、皆にもう少し1stを咀嚼してもらおう」って。 新曲は沢山あるんだけど、もう少し熟成させたいって、考えが変わってきました。 そんな時、nil号のカーラジオから流れてきたのはDexy's Midnight Runnersの 「Come On Eileen」。20年前のあの御機嫌な曲でした。同世代ならわかると思うけど。 俺達より若い世代でも「あーはいはい!」と、既聴感があるはず。 「この曲をカバーしてみたいね」「お?カバーアルバムとか作ってみる?」 「いいねー!」と車中で盛り上がってしまいました。 嬉しい事に、我がafro skull recordsスタッフもレコーディングスタッフも 「面白いね」と、快諾してくれました。 テーマは80'sです。 俺達3人が音楽に目覚めて、グローブやサッカーボールをギターに持ち替え、 女の子の視線が気になりだしたあの頃の、いつもドキドキしてたあの時代の名曲達です。 選曲とアレンジが終わった今、同世代も先輩の世代も若い世代も楽しめるものに絶対なる! と確信してます。 というわけで、樫本レコ日記をどうぞ。              高野 哲 from nil。

8月20日(金)

まだ茂呂が来ない。 俺の家に迎えに来る時間は確か...10時。 電話口では「ばっこりと渋滞している」らしい。 ん、実は寝坊か?嘘か?そうなのか? 真実がわからぬまま茂呂到着。そして高野を迎えに。 なんとこれまた渋滞。 どうやら本当らしい。 今日集まったのは他でもない というか、レコーディングをする為なのだ。 俺等が音楽に目覚めた頃、そしてどっぷりと肩まで浸かり始めたというか馴染みの深い 80年代の素晴らしき曲達のカヴァー+スーパーアルファ。 そんな訳で俺等はいつもの一般道を一般的な運転の仕方で 行き慣れたレコーディングスタジオへ向かう。

11:00 そう、予定の集合時間。
12:00 そう、俺等が着いた時間。
小粋な挨拶もそこそこにすぐさま機材のセッティング。
今回のレコーディングも前回同様のレギュラー陣で臨む。
エンジニアに髪を切って髭を剃ってさっぱりした.....小田島ちゃん?(別人のようにスッキリしてる為に早くも呼び名が変わってる小野寺ちゃん)。ギターテクニシャンは青春真っ盛り?の飯室“KAPPA”克巳氏。オペレーターに時計のマジシャン山田氏。我がafro skullrecordsからスマイリィ朝日、アキラ寺尾。
13:00 ある程度機材がセッティング出来た所でアキラが買ってきた弁当をダッシュで貪る。
まずはドラムから音を決めていく。
今回もいい音で鳴っている。馬鹿でかい音で。
そしてベース。我がMike LullとB-15R(アンプ)のコンビは最高だ。
ギターも最近手に入れたGRECO-ZEMAITESがかっけぇ音を出してる。 ここで大体基本の音を作る為、じっくりと時間を掛けてやる。
15:00 音決めの最中に今回のレコーディングにゲストバイオリニストとして参加してくれる G.N.P.?F.M.W.?N.H.K.?.....そうそう、N.E.S.の重低音ニスト阿部 琢郎氏がスタジオに到着。
世界を股に掛けて活躍しているかの様な余裕の挨拶で登場。
「よろしくおねがいしまあす!」と、肩にはバイオリン。
16:00 音決めも大体終わり、まずDEAD OR ALIVE『YOU SPIN ME ROUND』って曲を録る。
知ってる人も多いと思うが知らない人は知ってる振りで。
基本は変わらないと思うが確実にnilサウンドになってる。まあ、基本も変わってるかな。
ちなみに、DEAD OR ALIVEのPETE BURNSはゲイやドラグクイーン界のカリスマだ。
ちなみに、nilは女の子が大好きだ。誤解無きよう。
16:30 練習がてら1テイク録って、2テイク目でベーシックトラック(ドラム、ベース、リズムギター)が OK!原曲の良さを生かしつつのnil的暴れっぷりでいい感じのベーシックが録れた。
「暴力的でいいよ!」とプロデューサー琢郎氏。
妙に嬉しそうに反応する高野。
16:45 続けて効率よく行こうって事で、歌を録る。
今回も日程的に渋い事になってるからね。短期集中型nil。
さて、高野君。軽くリハーサルを1テイクやり、1テイク録ってみる。
なかなか勢いのあるいい感じだ。力も抜けていて。これまた琢郎君の「暴力的だ!」発言で 高野納得の1発オッケー。すぐさま次曲へ。大物ゲストを待たせる訳にもいけないし。
17:15 Dexy's Midnight Runners『Come On Eileen』って曲を録る。
今回の企画はそもそも高野がこの曲をやりたくて始めた企画といってもいい曲である。
正直、曲を聴いてみるとなんとなくは知っていたが本当になんとなくだった。
元気がでるいい曲だ。楽しい。
この曲で琢郎君にバイオリンを弾いてもらうわけで。原曲はバイオリン以外にも バンジョーやピアノや色々な楽器が入っているのだが、他の楽器はともかく、この曲には バイオリンが無いと!と、原曲に敬意を払ってのアレンジにしたのだ。
4人で一斉に録るってのも初めてで最高におもろかった。
この曲はそもそも難しい曲なんだが、意外に3テイク目でオッケーだった。
いい感じのコラボ何とかが出来たんじゃん。こういうのも楽しい!かなり。
素晴らしいセッションでした。
18:30 そのまま高野が歌録り。
この曲は勿論英語なのだが早口の部分が多々ありちょっとした悪戦苦闘振りが見えた。
原曲に似てる感じ、かなり近い感じで歌ってた。
19:00 で、折角だってことで、まだ帰りまで時間があるって事で琢郎君にこの曲のコーラスに 参加してもらう事に。彼のコーラスは天下一品だからね。ラーメン食いたい。
まずは試しに琢郎君、茂呂、俺でやってみる。
3人だと声が分厚過ぎるって事で琢郎&茂呂ペアーで本番。俺予選敗退。しょぼん。
いい感じですわ。これは貴重だね。まあ、聴いてのお楽しみって事で。
19:30 飽きもせず今回も「もも天」に弁当を注文。
momotennって今回もキーボード打つのが楽しみだ。
20:00 次曲、BRIAN ADAMSの『Run To You』って曲の録りを開始。
この曲は中学時代良く聴いてたな。大好きだった曲だ。
原曲をnilアレンジしてある。かっこいいんだ、これが。
「BRIAN ADAMS meets PEARL JAM」な感じで。
音決め終え、1テイク目を録ってみる。かなりいいプレイだ。
今回のルールというか目的というか目標と言うか?2テイク以内で決めるっちゅうのがあり 試しに2テイク目を録ってみた。
が、納得いかず1テイク目の勢いと新鮮さが良くて1テイク目でいくことにした。
茂呂が足の疲労を訴えだした。短期集中の為か?年齢のせいか?
20:25 あんだけでかい音で叩けば疲れるだろう。と、茂呂には休んでもらい高野が歌録り。
録音ブースで声のレベルを決めてる高野。
ミキシングルームの隅でズボンを降ろし湿布を腿に貼る茂呂。
なんとも言えぬ光景だ。決して美しくはない。
高野はいい感じにしゃがれてきた声で2テイクばかり歌いオッケー。
歌い終わると同時に琢郎君が帰りの新幹線に向かう。
ありがとう!そしてお疲れさんでした。こりゃいいもん出来ますわ。
また何か楽しいこと一緒にやろうぜぃ。
20:45 もも天休憩。
21:30 食後のコーヒーと煙草と何かを済ませ次曲へ。
TEARS FOR FEARS の『SHOUT』だ。
この曲も大好きで良く聴いていたし、最近でも聴いている曲だ。
TEARS FOR FEARSは他にもいい曲が沢山ある。興味があったら是非聴いてみてくれ。
22:30 3人とも大分疲れが見え始めては来たものの全然集中力は衰えてない、風だ。
2テイク目でかなりかっこいいテイクが録れた。
本物には負けるけどね。と、一応言っておこう。
23:00 続けて高野がギターのダビング。
が、音決めに難航する。
かなりベースの音も歪ませてるしベーシックトラックとのバランスが難しく KAPPA氏とああでもないこうでもないと試行錯誤。
音が決まればすぐだ。いい感じでオッケー。
23:30 そのまま『SHOUT』を歌う。
メインのパートとコーラスのパートと両方歌い上げる。
なかなかクールないい感じに仕上がってきた。かっけぇ。
24:45 今回のスーパーカヴァー曲、まあ聴いての知っての楽しみという事で。
まあ、仮タイトル『地獄の黙示録(仮)』としよう。その曲の録り開始。
この曲だけベースを変えてみた。KAPPA氏持参のベースを拝借。
なかなか渋い大人の音を奏でるベースだ。いいっすな、これ。まじで。
音決めで1〜2回ほど流してみて本番。
そのまま1発OK!これは素晴らしい。
気合いと気持ちの入りまくったすげぇいいテイクが録れた。かなり、いいね。
25:45 夜も更けてまいりました。
そのまま続けて『地獄の盆踊り(仮)』の歌を1テイクだけ歌う。
1テイク目とは思えないほどムードたっぷりのいい歌いっぷりだ。流石だ、高野。
今回は出来るだけ健康的に「朝までコース」とか無しの方向で行きたかったので 今日はここまで。
今日録ったそれぞれの曲のラフミックスをMDやらDATやらに落としてもらう。
しばしご歓談を。
27:00 朝会った時の顔色とは別人の顔色をしたレギュラー陣はここで一旦、解散。
明日の13:00にまたここで。
と、守れるかどうかも怪しげな約束を交わし帰宅。
皆、それぞれの癒し方で自分を癒す。
お疲れさまでした。

8月21日(土)

さあ、レコーディング2日目。 前日に5曲ものベーシックトラックを録った疲労感か?それともアルコール類、塩分の摂取過多か? という表情で集合。 が、ひとたび持ち場に着けばキリリと引き締まったアレだ。そんなものだよ。
13:10 前回のレコーディングの後半でハマった魚屋さんの弁当を調達して やや遅れ気味に到着。
途中、いつもの瀬分入分では小野寺ちゃんが買い物してたな。確か。目撃した気が。
14:00 すぐ飯を喰らい小1時間ほどだらだらとし、いや目を覚まし、神経を研ぎ澄まし ベーシックトラック最後の曲、DEEP PURPLEの『PERFECT STRANGERS』の録り開始。
この曲は高野が生まれて初めて買ったレコードの中の一番の曲らしい。
ロックに目覚めたきっかけの曲。それをやるってのは楽しいだろうな。
それを超えるって事は難しい、いや無理か。ま、出来るだけかっこいいプレイをしよう。
軽く音決めしながらプレイの確認。
いい感じじゃん。
14:45 ある程度機材がセッティング出来た所でアキラが買ってきた弁当をダッシュで貪る。
まずはドラムから音を決めていく。
今回もいい音で鳴っている。馬鹿でかい音で。
そしてベース。我がMike LullとB-15R(アンプ)のコンビは最高だ。
ギターも最近手に入れたGRECO-ZEMAITESがかっけぇ音を出してる。 ここで大体基本の音を作る為、じっくりと時間を掛けてやる。
15:30 そんな渦中に、最近よくつるみよく呑み交わしよく見かけるバンドREDRUMのギターのツヨッキーが差し入れを持って来スタ。
     今、REDRUMも調度レコーディング中で間接的に貸していた機材を返しに来たらしい。      レコーディングもいい感じで進んでるらしい。暫くギターダビングの様子を見学していた。      nil版『PERFECT STRANGERS』を「懐かしいね。」と微笑みながらふむふむと聴いていた。
16:00  高野のギターダビングが終了。と、同時にツヨッキーが自分の仕事場へ帰って行く。
「そっちも頑張ってね。またね。ありがとう。」
続けてこの曲の歌録りをするため録音ブース内でマイクのセッティングをする 小野寺ちゃんと山田氏。
声が聴こえず只動いてる、そんな2人をミキシングルーム側でモニターで見ていると、 (ミキシング卓の上にテレビモニターがあって、録音ブース内が映し出されている) なんとも面白くて。
「まるで緊張気味にネタ合わせをしている若手お笑い芸人2人組に見える。」 って、朝日が言い出したが最後、そうにしか見えなくなった。
で、もう一人必要だな、3人目が、ダチョウの竜ちゃんがって高野が参加しに行こうとすると 調度作業を終えた2人が戻ってきちゃった。
KAPPAさん思わず一言「使えねぇ〜(笑)。」
皆(大爆笑)。
2人(キョトン)。
16:30 そんな事もありつつ『PERFECT STRANGERS』の歌録り。
2テイク録ってとりあえずのオッケー。ハードロックですな。いいっすな。
この曲のラフミックスを落としてもらいつつ小休止。
17:00 『YOU SPIN ME ROUND』の歌を録り直す高野。
うん!昨日より楽にいい感じの声が出てて完璧オッケー。かっけぇ。
17:20 続けてこの曲の一箇所だけあるコーラスを茂呂と俺で歌う。
テンション上げる為に上半身裸になったりしたが、なかなかいいニュアンスが出なくて明日へ持ち越すことに。
17:45 そのままギターダビングへ。
Bメロに印象的なカッティング、サビもいい感じに後押しするバッキングをダビング。
『YOU SPIN ME ROUND』は「DEAD OR ALIVE meets NIRVANA」らしい。
18:30 次に『come on Eileen』の歌を歌い直すと高野。
これまたかなりいい感じでキてる。ノってるな。
この曲は本当、難しいな。でも、高野テイストがかなり出て 昨日とはまた違ういい感じの歌が録れた。
19:00 続けて『come on Eileen』の曲のギターダビング。
琢郎君のバイオリンに添ったフレーズをバイオリンに負けない音で弾く。
おお、いい感じで広がって来たね。
そんな中、いきなりKAPPA先生が俺の頭に接点復活剤っていうプラグの接触を良くする スプレーを噴射。
?????????
何故?なんの意味が.....。
レコーディングスタジオには魔物がいて妖怪を変な方向へ導くらしい。
なんとなく頭も復活したっぽいからいいか的な履き違えた前向きさで時間は過ぎて行った。
20:30 そんなこんなで、ギターダビングも終了し続けてこの曲のコーラス。
茂呂が歌う。
というかキーが高くて必死に声を張ってる。
代わって俺も挑戦してみる。高い。苦しそうに歌ってしまう。
高野のアイデアで2人で1オクターブ下でうたってみたり、ハモってみたりした。
が、これまたニュアンスが違うっちゅうことでどうにか考えて明日再チャレンジという事で 一旦終了。持ち越しPART2。
21:30 言わずもがな、もも天。
本日はいつ注文したのかも忘れたが今ここに来ている弁当を見て 「ああ、注文したんだ。」 そんな感じで飯。
高野は昨日と同じ鳥南蛮弁当。茂呂も昨日と同じ銀ムツ弁当。ふ〜ん。
22:30 いい感じで睡魔も忍び寄るこの絶妙な食後の時間帯。
高野が嫌いな気合いで『Run To You』のギターダビングを開始。
間奏のハモリフレーズとソロ的フレーズをきっちり業務で終了。
シンプルだがすげぇカッコイイ仕上がりになって来たよ。こりゃこりゃ。
23:00 ハイペースで『Run To You』を終え、続けて『SHOUT』のギターダビング。
曲の勢いを後押しするファズサウンドをのせる。そのまま、ベースとのからみがかっこええ部分、 ソロ合戦的なパートを録る。
だんだん形が出来てきた。かなりかっけぇっす。やばいっす。
「TEARS FOR FEARS meets U2MOGWAI」がテーマらしいっす。
23:45 謎曲『地獄の門を叩いたのは誰だ?(仮)』のギターダビング。
高野が考えてきたアイデアを試してみる。なかなか印象的なフレーズだ。
曲がいい雰囲気に色づけされてる。
これを持って帰ってよりいいフレーズを考える、と今日は軽く録ってみて終了。
どんないい物が出来んだ。楽しみだ。
24:00 続けてこの曲のアウトロのジプシーな雰囲気(?)の部分のコーラスを録る高野。
その声はまるで中○ 彬。そう、彬ばりのLOW VOICE。
これがまた曲の雰囲気を更なる世界へ誘ういい感じなのだ。流石だ。
言い飽きたが、流石だ。
25:00 夜も更けてまいりました。
本日最後の仕事、『SHOUT』のコーラス録り。
サビの部分のコーラスを茂呂と俺で別々に録り、どっちの声が合うかオーディションだ。
「どっちの声でショー」の時間だ。
どっちが関口でどっちが三宅かは知らん。そんなもんなのさ。
26:00 で、2人とも歌い終わり後はまた明日って事でラフミックスを落としてもらい 今日の作業を強制終了。
大分、集中の度合いが強くその分のリバウンド疲労が強い。
今夜が山田。
では、また明日。お疲れ様でした。

8月22日(日)

意外にあっという間のレコーディング3日目。 とはいえ、既に一週間位レコーディングしているかの様な疲労感もあり。 いやいや本日も強制的に滋養強壮を体内に投入で。
13:00 いつもの環状的道路を感情剥き出す事無くスタジオに向かう。
途中、ぽっかぽか弁当を購入し着くや否や喰らう。
本日は珍しく時間通りに着いた。大人だ。
13:45 胃袋が消化を始めるのを待たずして『地獄のアレ(仮)』のギターダビングを開始する高野。
昨日、いや今日の早朝更に考えてきたフレーズを披露。
いいね。シンプルで印象深い、そんなフレーズだ。
曲がまた違う色を発している。
絵画に例えると.....ん、例えられない。そんな、どうも僕です。
14:15 続けてこの曲のコーラス。
高野が昨日録った彬風コーラスを更に重ねて、 更に別のハーモニー(これまたLOW VOICE)を重ねる。
結構低い声は音をとるのが難しい。
録音ブースでヘッドホンで最初やっていたがなかなか納得いくテイクが録れず、 堪りかねてミキシングブースに来てスピーカーからの音を聴きながら ハンドマイクで歌うって手法に変えた。
こっちの方が良かったらしく、だんだんテイクを重ねるごとにいい感じに。
15:15 試行錯誤の末、いいテイクが録れた。なかなかの低音ぶりだ。
こりゃ、難しいな。いいハモが録れた。
続けて、この曲のメインを歌い直す。
2テイク違う感じで歌ったのだがどちらもそれぞれ良さ、味がありジャッジに迷う 高野&レギュラー陣。
結局、どちらにも決め兼ねて最終ジャッジは来るトラックダウン(録音した素材達のバランスを 決め、ミックスする作業) の時にやる事になり、両方のテイクのラフミックスを落としてもらう。
これでこの曲の録りが終了である。
しばし休憩。
16:30 『SHOUT』のギターダビング開始。
曲の後半の間奏のソロパートを録る。凄く耳に残るフレーズだ。
音が決まると、1テイクで決めた。
momotenn並に打ち飽きたフレーズだが、流石やるな。うん。
16:35 昨日、持ち越した『SHOUT』のコーラス録り。
先に高野が歌全般録り直す。
そのサビ部分のコーラスを高野の歌をガイドに高野の歌に添うようにまずは茂呂から録る。
今回もブースに向かうそのお姿は、インドの奥地からこの日のコーラス録りだけの為に来日した 大物コーラスニストの様なオーラ?を放っている。
素晴らしい。ああ、素晴らしい。
本当、茂呂も歌が上手い。
昨日の時点で茂呂の声質の方が雰囲気に合っているっていう判断ではあったが 一応、俺も同じようにサビを歌い録っておくことにした。
大好きな曲のしかもサビなので最初は音程とか歌い方とか気にしながらだったのが 後半はかなり気持ちよく歌っていた。いいね、歌って。
18:30 なんやかんやで『SHOUT』も終了。
この曲のラフミックスを落としつつ、しばしの御歓談。
コーヒー飲み過ぎだ。確実に。舌が変色してる。確実に。
19:00 再開します。
『come on Eileen』の歌を録り直す高野。
が、前のテイクでもかなりいい線行っていたのは確か。
おお、かなりよくなってる。でも、もう既に声がリミット直前。ガラガラだ。
それでもいい感じで歌った。いいね、いい高野テイストの『come on Eileen』になった。
19:30 続けてコーラスを録る。
朝、いや昼一で茂呂が言っていた。
「今日は普通にあの高いキーのまま歌える気がする。」
頼もしい。
やってみる。が、やはりうまくはまらない。
そこで高野が歌ってみる。やはりヴォーカリストは違うね。ぴったりはまった。
で、それに茂呂がファルセット(裏声)をのせてみる。
これが最高に良くて高野曰く「JACKSON5のようだ。」なのである。
プレイバックを聴いて、2人(テツ&モロ)ガッチリ握手!
この素晴らしき展開でこの曲の有終の美を飾る。
20:30 飯の注文もさらっと終え、『YOU SPIN ME ROUND』のコーラス録り。
この曲も昨日上手くいかず今日に持ち越したパート。
高野がガイドとなるコーラスを先に歌う。その方が効率いいってことで。
で、そのノリを参考にまずは茂呂が歌う。で、俺。
が、2人とも同じだとつまんないしって事で茂呂が上でハモる。
かっけぇ!昨日とは打って変わってサラッと決まった。
いいねぇ。これで『YOU SPIN ME ROUND』も全パート終了。
21:00 ホッと一息飯タイム。
と、正面で食ってる高野を見ると、なんと3日連チャンの鳥南蛮だ。
これは相当気に入って食ってるか、相当(飯を)考えるのが面倒臭いかのどっちかだな。
などと思いつつの食事休憩も終
21:30 『Run To You』の最終チェックへ。
歌のチェック、更にギター他の録り残しが無いか。
22:00 オッケー!これで『Run To You』も終了。
続きまして『PERFECT STRANGERS』のサビのコーラスを入れる。
サビのメロディーを1オクターブ下で歌うのだ。
原曲に負けない、いや勝ったんじゃねぇ位の逆謙虚なカッコイイ歌に仕上がった。
「俺、イアンギランより良い声!」と自画自賛高野。
23:00 これにて全録音行程を終了。
お疲れ様でした。
今回もなかなか渋い日程の中、皆皆様様お疲れ様でした。
まだ、トラックダウン、マスタリング(トラックダウンしたものを工場に入れる前の最終的作業。
曲間調整、音量音質調整なども) とありますが、録音作業の終了にまず感謝です。

今回のレコーディングはいつもとちょっと違っている。
いつもはNEVEっていうミキシング卓を通してアナログテープに録音してトラックダウンしていくのだが、 今回は、NEVEを通した音をコンピューターのハードディスクに落としてトラックダウン作業をやる といった今までとは違うやり方でやるのです。新たなやり方を試行錯誤中。
最終的にはこのスタジオに戻ってくるのだが、それまでは小野寺プライベートスタジオでの トラックダウン作業になるそうな。なので小野寺ちゃんはこのスタジオでやっておくべき作業を引き続き 行っている。
その間、ジャケット用の写真を撮ったり、機材を片付けて事務所に運んだり、アキラの頭を刈ったり、 オリンピックを見たり、軽く麦酒を飲んだりして、小野寺ちゃんの作業の終了を待つ。

深夜、いや朝方だ。
そして、終了!
この3日間の疲れをみんなアレやアレで癒してくださいな。
本当にお疲れ様でした。

この音がみんなの耳に届く日を楽しみにレコ日記終了の言葉とかえさせて頂きます。
っちゅうか、楽しみにしててくれ。
nilの別の楽しみ方が出来ると思うし。


                 nil bass 樫本 博之。
 
「『12 INPLOSION 』レコ日記」
nilの記念すべき1st FULL ALBUM。
そう、そんなやばそうな物を今日からレコーディングしようって訳だ。
そのレコーディングの状況をみんなにわかり難く、事大まかにお伝えするのが 俺、nilの伸びきったアフロ兼ベースの樫本 博之の使命なのです。 どうぞよろしく!

では、さっそく。

2月13日(金)   〜レコーディング1日目〜

期待と自信と素晴らしい武器とかなりのやる気と少しの眠さを抱えて nil号でいつもの行き慣れた道をスタジオへと向かう。

11:30 途中いつものセヴンに寄り飯を買いスタジオに着く。
慣れた感じで機材を降ろしベテランの如くあいさつ(挨拶だけは)。
今回のレコーディングでnilの音とテンションを上げてくれるメンバーは 全開、前回同様スーパーエンジニア小野寺ちゃん、ウルトラギターテクニシャン飯室“KAPPA”克己父ちゃん、ゴッドフィンガーオペレーター山田君。そして我がafro skullrecordsから朝日“スマイリィ”恵子、寺尾“アキラ”俊輔。
13:00 機材のセッティングなんかが終わりとりあえず飯に。     その頃、小野寺ちゃん、飯室さん到着。
14:00 軽く音出ししつつ音決め。
が、なんかベースの音がしっくり来ず(アンプからの出音は最高なのに、変な低音が出てて.....)
しばらく録りに入れず。
16:00 ついに全ての音がいい感じに、いやそんな表現じゃないな。ギター、ベース、ドラムのそれぞれが スピーカーから飛び出す勢いのサウンドだ。やべぇ。
おい、やっちゃうのかい俺等(中山きんに君風)って感じ。
曲順通りまずは1曲目「INPLOSION TEENAGE GIRL」からだ。1曲目に相応しい曲だ。
今回、数曲ある未発表曲のうちの一曲がいきなりトップバッターだ。
高野曰く、「ディープパープルMEETSイギーポップ」らしい。
リハーサルと細かいサウンドチェックを兼ねて1回通してみる。OK!
17:00 2テイク程やってこの曲のベーシック(ドラム、ベース、リズムギター)はOK!
曲にあった荒々しくも締まったテイクが録れた。
みんなそれぞれの自分のいい武器が揃ったってこともあり、今まで以上のすげぇサウンドだ。怖っ。
18:00 そのいい勢いのまま、高野が歌を録る。
一発目から力の抜けた、且つ勢いのあるいい感じで録れた。しかも2テイクしか歌ってないのに。すげぇ。
この頃、高野の書いた歌詞をコピーするって時に山田君?が言い出した『ピーコツ』(コピーの事)が後にプチブームとなる。
19:30 いい雰囲気で次曲、最近のライヴで何度か披露した「It's a blue is a true」へ。
これが結構最初の難関で、なかなかみんなが納得するテイクが録れず悶々と。
この頃、前回のレコーディングに遊びに来てしかもドラムのチューニングをしてくれた某バンドSのS澤君が来スタ。
しかも、今ツアー中にも関わらず。
20:30 気付くともうこんな時間だ。
ん.....?まさかまた?時計の針動かされてる?山田君?(前回のレコ日記参照)
いや、どの時計も20:30だ。慌てて弁当を注文する事にする。勿論、もも天に決まってる
22:00 なかなか進まず、高野の「外行って排気ガスでも吸ってリフレッシュするか。」って一言で3人で外へ。
今夜の海岸通りもトラックの往来が激しく、なかなかの排気ガスだ。
リフレッシュして集中力を高め、1テイクでOK!
いいノリのまま高野が歌を録る。1曲目同様いい声が出てる。これも2テイクでOK!だ。いい調子だ。
22:30 さて、一段落。飯だ。
やっぱこれだ!って感じの安心の味だ。
この頃、櫻Z君帰宅。今回もありがとうでした。ツアー頑張って!
23:00 次は御馴染み「hate beat!」。
ドラムの音決めしてる時に茂呂がお世話になってるドラムショップの店長であり スーパードラムチューナーである蔡さんが駆けつけてくれてこの曲にぴったりのドラムの音にしてくれた。素晴らしい!素晴らしすぎる!!
00:00 ドッカンドッカン来るドラムの音に負けねぇベースの音とギターの音が出来上がり 1テイクでOK! すげぇかっこいいよ。まじで。 
01:00 せっかくドラムがやべぇ音になってしまったんで、っちゅう事で難航してやっと録った「It's a blue is a true」を録り直す。
こんないい音出されたらテンションも上がるのは仕様がない事で.....。
あれだけ難航した曲が2テイクでより素晴らしい演奏になった。すげぇな。まあ、聴けばわかるさ。
01:30 更に続けて歌録り。間違いない!いい感じ。
これも2テイクでOK!だ。今回もキテルね。
02:30 今日録った曲を大体のバランスでミックスしてMDにおとして貰って、今日はお疲れさま。
『元気ですかー!』って猪木に言われても、正直『元気です』とは言えない位の疲れだ。
でも充実した疲れだから帰ってからのビールが楽しみだ、っていう雰囲気でまた明日。

2月14日(土)   〜レコーディング2日目〜

昨夜は各自責任を持って大人の飲み方で飲んだ事だろう。
昨日のいい感じの演奏を聴きながら。
元気も戻っていい流れの2日目だ。
14:20 昼の山手通りを雪も降らないのにスタッドレスタイヤで疾走して、いつものイレヴンに寄り 時間よりやや遅れ気味に到着。小粋なあいさつをするや否やすぐさま飯。
行きの車内で高野が言った「カレー食いてぇ」の一言で俺も食いたくなった。カレーにした。
15:00 準備が出来、軽く音出ししながら次曲の音決めをする。
前回のツアーでも演奏していた名曲「金星」だ。ベースが結構鍵を握る曲だ。
16:00 大体の音決めをしリハがてら軽く演奏し、録ってみる。
かなりいい感じだ。演奏も音も、うねってる。いい感じだ。
18:00 何度も納得のいくまで演奏し、ついにベストテイクが録れた。
これはやばいぞ。いや、これもやばいぞ。かなりCOOLだ。
楽しい。楽しすぎるぜ、レコーディング。
本当いい音だ。いい曲だ
19:00 そんな雰囲気の中、いいタイミングでアレの天才として名高いTOSHI IMAIとスマイリィが来スタ。
差し入れのシュークリームやらお菓子やらをどっさり抱えてやってきた。
嬉しいね。
このタイミングで弁当を注文。迷うことなくもも天に決まってる。
19:30 続けて「金星」の歌を録る。
声出しがてら1テイク軽く録って、まあこれもかなりの歌いっぷりだったが もう1テイク録る。
いい雰囲気だ。すごくいい。
目を瞑って黙って聴き入ってた。いいメロだ。早く聴かせてぇ、と思った。
が、「♪なおさなくていいよ〜のリズムが気になる」と部分的に歌いなおそうとブースに戻る高野。
が、「やっぱ、なおさなくていい」と戻ってきた。「なおさなくていいよって歌ってるし」と。
なるほどね。
20:45 集中力切れぬまま次曲「夜の色」へ。
これも最近のライヴでやってるすごく雰囲気のある高野ならでは!って曲だ。
「モナリザ」の続編的なニュアンスのアレだ。
個人的にもかなりツボだし、ベースのフレーズもかなり直前まで迷ったし 直前に浮かんだフレーズなんかもある。
っていうか聴けば解るかもしれないが、規則的には弾いてなくてアドリヴもかなりある。
ドラムの音も曲の雰囲気にあってていい鳴りしてる、高野の335もムードのあるいい音色を出してる。
2テイクやってみたがイマイチだったので、例の排気ガスリフレッシュに行こうとしたら 山田君が「秘密の場所を教えてあげます」と、屋上に案内してくれた。
彼がスタジオ作業に煮詰まったときに一服しに来るらしい。
これがまた最高の夜景が見れて最高のリフレッシュになった。Thank you 山田君。
そんな少々寒い夜の色の中に金融屋の看板「一億円までOK」の文字が。安心だ。Thank you 山田君。
この後は勿論、1テイクで最高のプレイが出来た。
そして高野が1テイクで歌を決め、一服してると今井監督が「この曲でPV撮ろうか?」 アリだな。実現するかな?ま、期待せず待て。
00:00 やや遅めの晩飯。
01:00 一休みして次曲「(愛は)ミラーボール」へ。nil的世紀末ディスコサウンドだ。
本日最後の集中力を振り絞り、2テイク録った。
茂呂曰く、『ヨギ・ホートン(茂呂の好きなドラマーらしい)が降りて来た、俺、俺。』
茂呂的には結構いいプレイだったみたいだ。
が、高野と俺の握力が無くて、フレーズに元気が無い。
俺にいたっては左手薬指小指の骨が痛い。しかも、実は昨日初日に 力が入りすぎてたのか、指先から出血。
とりあえず2テイク目をMDにおとして貰い、疲労もアレしてきた所で本日は終了。
このテイクを採用するか、明日朝一で録り直すかは明日結論を出そう。
02:30 何とか帰って飲むビールを持つ握力だけを残して?帰宅する。
お疲れでした。

2月15日(日)   〜レコーディング3日目〜

まあ、眠いはねむいけど。
中盤とはいえ、緩むことなく引き締まった顔で
みんなのいいテンションがわかる3日目だ。
13:30 いつものあそこでいつもの陳列ケースを前にいつもの様に食べ物を物色し いつもの道をひた走る。
30分も早めに着いた。この事からもわかるな、テンションの高さが。
まあ、たまたまだけど。っつーか日曜日は道がすいてていいね。
まだ誰も来てない内にさらっと飯をいただく。
15:00 結局、3人共のテンションが上がってなかった昨日の「(愛は)ミラーボール」のテイクは消して 今日新たに録り直す事にした。気分も一新して。
いやー、違うね。
朝一、いや昼一から1テイクでOK!
ごめんなさい!nil、かなりキてます。
15:30 そのまま、歌録りへ。
2テイク録ってみたが、結局1テイク目でかなりいい感じが出ててOK!
まあ、結果的には一発OKって事だな。一発目からキめてくるとは.....。
ごめんなさい!高野、かなりキてます。
17:00 さあ、いい流れで次曲「garden」。これも言わずと知れた名曲だ。
最近のライブで客席の男衆から「gardenやれえ!」声が多くて(気がする)迷わず収録を決めた。
音決めで軽く2〜3回曲を通してやってみる。
いい感じだ。
つい熱くなってしまうのをギリギリ抑えて、でも抑えらんねぇ。
っとその時、モニターしてるヘッドホンからチリリとノイズが聴こえた。
ミキサー卓(こだわりのNEVE)にトラブル発生!とりあえず解決するまで、一旦休憩。
丁度いいCOOL DOWNになった。
18:45 さて、やるか!この曲も3人が納得いくまで演奏し続けた。
そしてついにその時がキた。かっこ良過ぎる。
疾走感とエネルギーとアレやコレやが入り混じった素晴らしいテイクが録れた。やべぇ。
そしてもも天注文。
20:00 そのままの、いやそれ以上のテンションで「garden」の歌録りへ。
詩の世界にはまるテンションで2テイク目でキめた。
最高だ。胸が熱くなった。
『それでも行く』んだ。
21:00 ちょっと休憩して次曲「the past inplosion」。
ライヴでジャムってたインストの曲だ。どんどん気持ちが高揚してく感じがたまらん曲だ。
こういった曲はライヴ感がかっこいいから集中力を高めて一気に録った。
かなりかっこいいプレイだ。
高野が「この曲は重ねる音のアイディアが沢山あるんだ」とニヤリ。
23:00 みなさんお待ちかねの飯。
今回は結構そば、うどんと丼のセットが人気高だった、気がする。
23:45 ゲップ。早速、次曲「It's a true is a true」へ。
この曲は五年以上前にかいた初期nilのモノでして レコーディング寸前の選曲中(酩酊中)に俺と高野の意見が合い、 今作に収録することを決め、リアレンジした。「it's a blue〜」との関連性あり。
ギターとベースのユニゾンフレーズがかっこいいイカレタ曲だ。
そしてそのフレーズを弾き過ぎて俺の左手もイカレタ。
01:00 集中力というものはそうたくさん使える物では無い物で.....(“北の国から”2004 「断頭台のエレベーター」) ちょっとした魔物にはまってしまう。
高野がデカ○タCを買ってきて一言『デカビタイム!』。リフレッシュの合言葉。
納得いくまでテイクを重ねる。なかなか結果が出ない。
思いがけず壁にぶち当たった。
02:00 えー、疲れの度合いと相談した結果、今日はあきらめて帰る事にします。
が、nil号が無い。今夜も太鼓の様子を見に来てくれていた蔡さんを 送りに行ったまま帰ってこない。俊輔え!
すると、河童が「俺が送ってあげる」と神、いや妖怪の一声。ありがたい。
02:30 頃、帰宅する。
帰りの山手通りは5車線位に見えた。
もうすぐビールだ.....。あれ?nil号とすれ違ったぞ。俊輔ええ!
お疲れ様。

2月25日(水)

泣いても笑っても、地団駄踏んでも踏まなくてもT.D最終日。
残るは「INPLOSION TEENAGE GIRL」「the past inplosion」の2曲だ。 さてさて。
14:00 さすがに置いてる弁当の種類も置いてる場所も店員も覚えざるを得ない位来てんな。
まあ、仕様がねぇな。弁当選びも大分面倒くさくて機械的になってきた。
時間通りに着いて飯を喰らい英気を養う。
15:00 まずは昨日の続き、「It's a true is a true」を録る。
昨日の魔物は消え去り、勢いで2テイクでOK!
やばめな香り漂う独特な曲だ。改めて実感。かっけぇぜ。
16:30 続けて高野の歌録り。
気分を変える為か、録音ブース内の照明を全部落として外の自然光だけを入れた。
鳥肌が立った。これは本当キてる。
今までに無い雰囲気だ。更にやばめな香りが漂った。かなりかっけぇ!
聴いてアレすんな。
17:30 小休止。
俺が『手が痛てぇ』なんてつい言ったもんだから、高野が『そんな時は鍼だよ。』とか言って 持って来たその右手にはホッチキス。それ“針”違いじゃん、とか軽く思ってたら いきなり俺目がけて発射してきた。終いにはお気に入りの帽子のつばに打ち始めた。
本気じゃん。まったく困ったもんだ。
18:00 そんなこんなのドタバタ劇があり、次は「烏の目」。
そうついにライヴではずっと前からやってたこの曲が記念すべき1st ALBUMに入るんだ。
やり慣れている曲だが、以外に侮れない。
大分疲れが溜まっているのであろう茂呂の調子が今ひとつ。
茂呂がはまってる時間の合間、俺と高野は頭の後ろでギター、ベースを弾く というプレイにはまる。結構楽しいもんだ。
21:00 しかししかしやはりやりやがる、あの男。茂呂 享志。
かなりタイトでスピード感のあるライヴ感たっぷりの「烏の目」のベーシックOK!
いいねぇ、いいねぇ。
この間に弁当を注文してるはずだが、もう記憶にない。しかも何にしたかすら憶えてない。
22:00 飯を食う前にと、高野歌録り。
ライヴな感じのなかなかいいテイクを1回録ってみて、とりあえず飯に。
高野は「飯に頭使ってらんねえ」らしく4日連続同じメニューだ。
00:00 録り音もばっちりと決まってさあ「サーカス」の録りだ。
出来立ての曲だからか凄く新鮮な感じで、意外とスムーズにキまった。
2テイク目でOK!いいねぇ。
と、思いきやベースプレイで一ヶ所KAPPAさんの駄目だしあり。
聴きなおしてみると、ギターとの絡みが絶妙な部分の頭が微妙にずれてた。
んーなるほど、勉強になる。つーか自分で気付けって話。
01:30 最高のテイクがとれて大満足。
予定では今日で全てのベーシックを録り終える筈だったが、結局最後の曲は明日一番で録ることに。
で、とりあえず音決めだけやっておく。明日のために。
02:30 本日も終了!
『元気ですかー!』って猪木に言われても、手振りでだけなら返事を返せそうな位の疲れだ。
今日もビールが美味しいか?おいしいのか?このやろう!
また、明日。

2月17日(火)   〜レコーディング5日目〜

よっしゃ!録音の予定日程はあと2日だ。
ここから大詰めだ。大詰めなのか?大詰めだ。よし。
録りの間はずっといい天気で、体は疲れてても気持ちは最高。
そんなレコーディング5日目だ。
13:20 目を瞑ってでも店内を歩ける位のセヴンで食べなくても味がわかる弁当を買い スタジオに到着。
15:00 さあ、アルバムの最後を飾るに相応しい曲の録りだ。
その曲のタイトルは「Birth Day」。そう「Birth Day」だ。
出し惜しみはしない。
昨日、サウンドチェックは出来てるが確認の為軽く通してやってみる。
んー、んー、んー。唸る位いい感じいい感じ。間違いねぇ。
15:30 1テイク目を録る。
みんないい表情だ。柔らかくも引き締まったいい表情だ。
なんと一発OK!
見ろ、この集中力!.....うん。
そのテイクを聴きながら、俺無意識にそこにあった紙に “やべぇ!”って書いちゃってた位だ。
俺の無意識と利き手を揺り動かさんばかりの“やべぇ!”ってどんなだ。
こんなだ。
まあ、楽しみにしててくれ。
これで基本となる音終了。
茂呂と俺の顔が正直ちょっと緩む。
16:00 そのいい雰囲気を忘れないうちにと、高野の歌録りへ。
まず1テイク。
おお、コレはいい。凄く力が抜けてて凄く一つ一つの言葉が伝わってくる。
胸に来る。
まだ歌い足りないのか、念の為か、もう1テイク歌ってみる高野。
これもかなり良い。が、最初のすげぇ印象が強くてそれが染みたんで1テイク目採用。
拍手だ。喝采だ。「遂にミソラヒバリを超えたね!」と、小野寺ちゃん。
嬉しそうな高野達。
17:00 この直後、アナログマルチレコーダーで録った音を移しておく 48トラックデジタルマルチレコーダー(通称ヨンパチ)って奴が カタカタカタカタと悲鳴を上げた。またしてもトラブル発生だ。
俺らの音でぶっ飛んでしまったなら、ごめんなさいだ。
急いで隣のスタジオのと交換。っていっても2台しかない内のもう一台だけど。
一時中断。
18:00 さあ、復旧作業も整って再開。
ここからは高野曰く“いろいろ試せる楽しい時間”だ。
曲に更に表情をつけるギターダビングだ。まあ勿論それが必要の無い曲もあったりする。
曲順通りに「INPLOSION TEENAGE GIRL」からだ。
まずは、アルバムのド頭っちゅうことで強烈なアレを.....。
まあ、聴いてのお楽しみで。
19:00 「It's a blue is a true」のギターダビング開始。
その場の思いつきで入れたフレーズがかなりはまった。かなりかっけぇ!
さすがだ、高野 哲。アドリブに強い。見習おう。
しかも録ってる時に人為的では無い特殊効果が自然にかかってしまうという珍現象。
ミキサー卓の仕業っぽい。 おもろいし「記念に」と、そのままOK!
レコーディングスタジオにはいろいろな魔物と妖怪とROCKの神様を超える人がいるらしい。
おもろいな。
20:30 そのまま「It's a blue is a true」のコーラス録りへ。
っとその前にもも天に夕食を注文。今日もかいっ!不自然な程毎日だぞ!の声多数。
で、宅配弁当屋「もも天」からの収賄疑惑をかけられる飯室容疑者。
必死の弁解の後、晴れて無罪。が、茂呂の財布が不自然に膨らんでるのを発見...。
ううむ。ま、先を急ごう。
続けて3人で一つのマイクを囲んで吠える。吠え上げる。いい感じでOK!
3人でヘッドホンつけてマイク囲んで吠えてる姿は音が無ければただのアホだ。
親には見せられん姿だ。
22:00 ちょいと休んで「サーカス」の歌録り。
昨晩録った時のいいテンションを忘れないうちにとブースに向かう高野。
信じられん!1テイクでキめてくれた。
『これ、やばいっすねカッパさ..........ん?』
振り返るとソファーで冬眠中。
知らなかった。カッパも冬眠するのか。
かなりお疲れの様子。
23:00 でも飯なので叩き起こす。うそ。そっと起こす。
この日、「もも天のカツ丼連続記録に挑戦中」の山田君がついに断念。
山田君曰く『狂豚病を患った』らしい。
症状としては胃がもたれるらしい。
って単純に胃もたれだ、それ。
23:30 食うや否や「サーカス」のギターダビングへ。
サビをぐいぐいと押す感じのギターをのせた。うん、よりいい感じ。
後奏のアルペジオがグッと来る。いい感じ。
00:15 「hate beat!」のギターダビング。
ライヴでもお馴染のイっちゃってる系ワウギターソロもかなりいい感じでイっちゃってる。
何度聴いてもおもしろい曲だ。
01:20 さあさあ続きまして、「金星」のギターダビング。
曲を更にうねらせるいいギターを弾きやがる。
最っ高じゃねぇか!いいぜ、おい!
02:30 いやぁーいい曲を、いいスピーカーで、いい音で聴かせて貰ったので今日はこの辺で帰ります。
ダビングが残ってる高野はんには悪いが俺と茂呂は一段落。
12曲も一気に録るのはこんだけ無駄に生きて来て?初の挑戦だから不安も多少はあったが まあ、いざ、やってみるとあっという間だった。
正直、かなりホッと度数は高かった。でも、まだまだこれからだ。よっしゃ。
明日はついに録音の最終日だ。もう一踏ん張りだ。
といった感じで本日もお疲れ様。
.....ビール。

2月18日(水)   〜レコーディング6日目〜

レコーディング中はスタジオに引き篭りっぱなしで コーヒーと煙草に明け暮れる毎日。
すげぇ不健康だなーっ! と皆さんは思うだろうが普段の生活より規則的に飯食うし、逆に良かったりもする。
っちゅうか俺的にはかなり良摂生だ。アルコールの量も適量だし。
そんなよもやま話はいいとして、ついに6日目。
14:00 『いただきまーす。』
.....もう、ねえよ!コンビニについての説明は。
腹も減ってるし。相手のいない「逆ギレ」もこの位にします。
定時に着き無意識に食べ物を口に運び、噛み、飲み込みそして録音ブースに集まる。
早い話が、目の前にある物体を胃の中に移動させる作業終了。
14:30 早速高野が「金星」のギターダビング。
シンプルだがとても雰囲気のある印象的なギターソロが曲に色を着ける。
お得意のFUZZも絶好調だ。
まずいな。名曲が世に出ちゃうな。
16:00 ここで4日目の飯の前に軽く1テイク録っただけの「烏の目」の歌を録り直す。
まあ、そんな心配はご無用。2テイク歌った。
1テイク目はもう一つ乗りきれてなかったが、2テイク目はいきなりガラリと良くなった。
言い飽きたけど、流石だ。高野。流石だ。間違い無い。
17:00 続けて「hate beat!」の歌録りへ。
「これがまた最悪な歌でして.....。
こんな俺にHEXAGON!」
そんな事ある訳ねぇっつうの。
ほとんどライヴで聴くあの感じ。そうあの感じ。
いかしてる。
その合間に茂呂と俺で例のコーラスの練習を別ブースで。
18:00 その成果を試すときが来た。コーラス録りだ。
っと、その最中にいつもレコーディングに弁当を食べに来る事で有名な、 うそうそ、色々と手伝ってくれるヒューマン・ロストのドラムのタカが これまたシュークリームを手土産にやってきた。
この間、ヒューマン・ロストのやってるインターネット番組に出たばかり。
なかなかいいMC?だったよ、森君。
と、同じ頃今井さんと朝日がジャケットの打ち合わせのため来スタ。
19:00 続けて「夜の色」のギターダビング。アコースティックギターだ。
これがもう本当にかなりすごく効果的にはまってる。
いい感じだ。んー、泣けてくる。
19:30 さらにギターソロを録る高野。
もうこの曲の独特の雰囲気は言うこと無いっす。まじで。
最高です。
21:00 「(愛は)ミラーボール」のギターダビングに移る。
さっきから高野ばっかり出てくるが、 そうなのだ。すげぇ大変なのだ。
ギターもヴォーカルも、っていうのはかなり大変だ。
印象的な効果的なフレーズをキめてくるのですよ、それでも奴は。
21:30 そのまま「(愛は)ミラーボール」のサビのハモリを茂呂がやる。
録音ブースに向かうその風貌はまるで、 この日のためだけに海外から駆けつけた大物ハモリニストの様だ。
「俺がハモってるみたいにピッタリだ!すっげえ!」と高野。
さすがだ!さすが大物。ん?ハモリニストってなんだ?
ま、いいや。
22:00 更にゴキゲンに「(愛は)ミラーボール」の導入部分を飾るシンバルを録る茂呂。
最近のアレンジヴァージョンだ。レコーディング前に一度だけライヴでやった奴。
新たな色付けが加わった。最高だ、茂呂ちゃん。
23:00 記念すべき1st ALBUMのジャケットのデザインをお願いしてる大箭(オオヤ)さんが 1時間位前から打ち合わせをする為、待っていてくれていた。
このデザイナーの大箭さんは今井さんが紹介してくれたスーパーなデザイナーさんだ。
Thank you!今井ちゃん。
きりがいい所で打ち合わせへ。
このレコーディングのいい雰囲気と録れたて活きのいい音を伝え、 ROCKなデザインをよろしくです、と託す。
すげぇ楽しみだ。 引き続きALBUM用の写真を巨匠今井氏に撮ってもらう。
これまた楽しみだ。楽しみだらけだ。忙しいけどね。
この間に小野寺、飯室、山田の3氏には、先に飯にしてもらう。
00:00 俺らも食った気がしない位の早食いでさっさと飯。
身に付けましたよ、テレポーテーション。瞬間移動。
00:15 「the past inplosion」のギターダビングを開始する高野。
まだ胃の中はそれどころじゃ無かろうに。
アコースティックギターのザンザンした音と 巨人の嘔吐の様な轟音ファズ、間逆のサウンドを巧みに入れる。
ライヴで聴くそれとはまた違った雰囲気だ。
00:30 コレは“聴いてのお楽しみ”にしておくが、さらに録音したものがある。
コレにより更にこの曲、かなり気に入ってしまった。
かっけぇ、まじで。
01:00 「It's a true is a true」のベースで、どうしても気に入らない所があり みんなに我儘を言い録り直したい、と俺。
難しい事をカッパさんにもお願いし、小野寺ちゃん、山田君にも手伝ってもらい やれる環境をつくってもらい試した。
でも、やはりその瞬間の物、と言うかその瞬間の俺はココには無いし違う。
と、深く理解をし強く感じたので結局、録り直さずに、そのままで。
みんなありがとう。解ってはいたが再勉強だ。
02:00 「サーカス」のギターダビング。
素晴らしいサビのメロディをより後押しするギター、そして 高野曰く『超絶技巧ギターソロ』。
左手は指一本で弾けるシンプルなギターソロだ。
何のことは無いシンプルなもので印象的な物をつくる方がすげぇよ。
センスだな。扇子。
時間も時間だし明日からは隣のスタジオへ移動なので早急に片付け。
03:00 この辺でいつもなら帰る予定の時間。
録りはもう今日中には終わらないのも夕方位の時点でわかってたし、 録り残してるのは明日からの狭いスタジオに移ってもやれるし、 唯一つの問題は今井さんを送りに行ったnil号がまだ戻って来ないのだ。俊輔え!
時間があるからと、高野が「Birth Day」にアコースティックギターをのっける。
いいねぇ。
nil号が遅いのも忘れる位だ。俊輔ナイスアシスト。
04:30 やっと戻ったnil号に機材を積み終え、帰路に着く。
結局、明後日まで延びた録音作業だが それだけのアイディアとエネルギーとアレが詰まってる訳だ。今回も。
このレコーディング、トラックダウン、マスタリングという一連の流れが終わる頃には みんな“矢吹 丈”状態になってる事だろう。
もう説明はデキネェ。お疲れさん。

2月20日(金)   〜レコーディング7日目&トラックダウン1日目〜

録音する素材ももうちょっとだ。
そして今日からはトラックダウンだ。たのんだぜ、小野寺ちゃん。
トラックダウンとは、俺らの録った素材(ドラム、ベース、ギター、声)一つ一つの音を整理し、 バランスよく各曲の雰囲気なども考えつついい感じにミックスするっていう なかなか根気とニコチンとカフェインが必要な作業だ。
解り難く事大まかな説明もこれ位にして、続きをどうぞ。
13:00 重たい機材を積んだままややウィリー気味に走るnil号も 今日はお疲れぎみに見える。
馴染みのセヴンに寄り、馴染みのバーとかだったら聞こえもいいが ちょっと早めに到着。
カッパさんはもう先に到着でやる気?まんまんだ。プロだ。プロ仕様だ。
小野寺ちゃんもちょっと遅れて到着。
昨日は一日オフだったのだが、全員一日中寝てたらしく 「休んだ気がしない」と口を揃える。
本日からオペレーターは狂豚病患者からナイスガイあべちゃんにバトンタッチ。
よろしく。
13:00 今日の作業は超大作「Birth Day」のコーラス録りから。
まずはBメロのコーラス。
来日大物ハモリニスト茂呂が見ためからは想像出来ない程の 綺麗なコーラスを入れる。さすがだ。
続けてエンディング。まず高野がメインを録ってみて それを拡げるような感じで茂呂と俺が録る。
ばっちりだ。いい感じだ。
美しいハーモニーだ。
15:30 そのまま「Birth Day」のギターダビングを録る高野。
一昨日の続きでいい雰囲気のアコースティックギターを重ねる。
曲が上がるねぇ。やべぇ。
さらにサビ部分を上げるギターを重ねる。
やべぇ、ビートルズとか超えちゃても平気かな。
心配だ。
17:30 これで全てのギターダビングが完了。
お疲れだ!高野。素晴らしい。
カッパ様もお疲れ様でした!
ここで「It's a blue is a true」の茂呂と俺のコーラスを録り直そうと、高野。
もう少しテンション上げめで、っつう事で。
確かに数日前に録音したテイクは 「ダンディーボイスで」との高野の歌唱指導を意識しすぎた感は否めなかったな。
「よっしゃあ!」と、ネクタイをしっかり頭に巻いて臨む。
更に高野が淡谷のり子風のコーラスを入れる。
爆笑ものだったが、ミックス次第ではいい感じになるかも。
任せた、小野寺ちゃん。
19:00 「INPLOSION TEENAGE GIRL」の歌を「別の雰囲気のパターンで歌ってみたい」と高野。
1テイク録ってみる。ほう。いい感じ。
が、しかし昨日まで使用してたスタジオのと今日から移ってきたスタジオの ミキサー卓の種類がNEVEからSSLというちょっとキャラが違うものに変わってることや いろいろな環境の違いで録る音の感じも変わって来る。
微妙な違いなんだけど、声とバンドとのなじみが悪い。
やはり始めに録ったテイクで行くことに。
20:00 ついに最後の録り、トリは俺。しかも鳥、いや、烏の目。
何か変な感じではあるが、このコーラスのせいで声がつぶれて 他の曲のコーラスに支障が出ない様に最後まで残してあった。
と、言うことで、声をつぶす勢いで曲の勢いに乗っかって勢いでガーッと泣き叫ぶ。
ん、いいんじゃね。
きりがいい所でエネルギー源を注文。
20:30 さあさあ、これで全ての録音作業は終わった。
とりあえず、一仕事終えた男の顔だ。みんな。
やはり嬉しいものなのだ。
ん、でもいつも程の終わったぜぃ!っていう雰囲気は正直そんなに無かった。気がする。
ん、俺が締めだったからか?
まあ、いい。素晴らしき録音大会は無事終了なのだから。
が、大事なのはこれからも同じだ。
21:00 ちゅうことで、源が到着した。
テーブルに座る皆に弁当を配膳する俊輔。が、本人の分が無い。
どうやら頼み忘れたらしいのだ。とんだスットコドッコイだ。
急いでスタジオのちえちゃんの通勤チャリを借りてコンビニへダッシュする。
飯を食うや否や、まずは「烏の目」のトラックダウンに取り掛かる小野寺Sちゃん。
録音は収録予定順に進めたのに、なぜ「烏の目」から?
「この曲が今回の基準の音になると思う。多重録音も無いし。」
ということらしい。なるほど。このCDを手に入れた暁には、 そんな聴き方をしてみて....くれなくていい。ま、してくれてもいいけど。
小野寺ちゃん、頼んだ。よろしく。
ひとり、ソーロン弁当を食らう俊輔。
珍しい男だ。
21:30 小野寺ちゃんが呼びに来るまでの時間、みんな思い思いの過ごし方だ。
ギターを弾くもよし。本を読むもよし。
CDや録ったばかりの自分達のラフミックスをきくもよし。
テレビをみるもよし。瞑想するもよし。
日記を書くもよし。
00:30 朝日がお疲れドリンクを差し入れにもって来スタ。
00:45 『では、聴きで。』
小野寺ちゃん、素敵な笑顔で呼びに来る。
楽しみだ。
かなり、勢いの増したいい感じだ。
02:45 時間も時間だし、細かいチェックは各自持ち帰って聴くことにして 今日はこの辺でお開きにしますか、宴もたけなわでは御座いますが。
録りを全て終えたnilの面々、かなりホッとした面持ちで帰路に着く。
今日飲むアルコールの味は格段に違うことであろう。
「カラスの目」を聴きながら。
お疲れさん。

2月21日(土)   〜トラックダウン2日目〜

なかなかよいぞ「烏の目」、心の会話をみんなと交わしつつスタジオへ向かう。
飯何食おうかな?あの部分の音量どうかな?道すいてんな。
風呂入ったっけ?コーラスのあんな感じの所、どんな感じだっけ?ここ何処だっけ?
大分、頭の中がスクランブル交差点。
な、本日もnil号はひた走る。変わらぬ景色を横目に。
12:40 ちょいと早めに着く。
今日も勿論、セヴンの小粋な弁当だ。ふう。
さらっとがつっと流し込む。胃薬も必要だったらどうぞ。
13:00 レコーディング中はしばしば過ビール摂取で目を腫らして来て 俺らに『あれ、今日のエンジニアさんは小...野........塚........さ んですか?』 などといわれていた小野寺ちゃん。
今日はどっちのエンジニアさんが来るのだろう、という楽しみも有ったり無かったり。
そんな小野寺ちゃん到着。
13:20 作業開始。
と、そこにぬるっとカッパさん登場。
お、レコーディングだけでなくトラックダウンも参加してくれるのか。心強い。
聞くと5日目までは来れるという。
なんだ暇なのか。
いやいや、nilに対する愛情の深さだ。きっとそうだ。
Thank you!です。
14:45 基本的なところはほぼOK!で細かいところをちょこちょこ調整する程度で まずは「烏の目」のトラックダウン終了。
んー、かっけぇ!
レコーディング作業の確認の為に、曲ごとパートごとに 終わった作業をチェックしていく表があり(丸やら絵やらでそれぞれに)
昨日中にドラム、ベース、ギター、歌の欄は見事に埋まっていたのだが、 T.D(トラックダウン)の「烏の目」の欄が小野寺ちゃんにより埋められた。
そこにはグルグルと渦巻き状の丸が。
『4〜5重丸がついた!』と、俺。(シゴジュウマルと読む)
『うまい事言うね!』と、茂呂。まあな。
空欄は残す所あと、11。
続けて次曲は何に行くのか?小野寺ちゃん。
『「garden」行きます。』
楽しみだ。どう、料理してくれるのだろう。
15:30 茂呂と俊輔でnil号に積みっぱの機材を事務所に降ろしに。よろしく。
高野と俺は残って日韓サッカー観戦しつつ仕事。
いや、仕事をしつつサッカーをちら見観戦。
『なかなかいい試合だ。』
全部観た。
18:00 もも天に注文。
18:30 機材部隊が戻ってくる。お疲れさん。
19:30 小野寺ちゃん、終わったみたいだ。
キリのいいタイミングで飯にする。
CMをつくる時は声を掛けてくれ。もも天さん。
20:00 「garden」を聴く。
さてさて、PLAY。
もう、ほぼOK!だ。が、微調整します。
21:00 お?高野と小野寺ちゃんがなにやら密談。
どうやら、ラフミックスの時の歌声の具合がとても気に入っていたらしく なんとか再現したいのだが、様々な理由により復元は不可能らしく、 そこら辺を奮闘している。が、ラフ以上のいい感じに仕上がった。
高野曰く「おすぎとピーコ位の違いなんだけどね。
あ、宗兄弟か。いや、工藤兄弟だな。」...例えはどうでもいい。
その一卵生ソーセージの「別テイクもどっかで、発表出来たらいいなー。」と、高野。
うん。いいかもね。
ま、でも、熱すぎる「garden」完成!
そして小野寺ちゃん、次曲「hate beat」に取り掛かる。
21:30 茂呂、またお出かけだ。
借りていた機材を返しに行くらしい。
さて何すっかな。
23:30 小野寺ちゃんが作業しているブースからぬるっと出てくるカッパさん。
『燃費悪い、俺。もう腹減った。』
と、俊輔を連れて夜食を買いに行く。
消化がよろしいようですな。
00:00 茂呂が途中で朝日を乗せ、戻ってくる。
お疲れドリンクを持って。
何気ない会話の中から酒を呑んでる時の話になり
『そういえば、茂呂は何にしてもスロースタートで
みんなが疲れてきた頃、一人だけ急に元気になる。』
という話になり、みんなが茂呂の方を見ると
『俺は旧式だから!』
張った声で自慢げに言われた。
なるほど、納得。
01:00 小野寺ちゃんが『聴きで。』と呼びに来る。
「hate beat!」だ。聴いてみる。
ん、リズム隊の混ざり具合がなんか違う感じだ。
するとカッパさんが「試しに」と、 1つ1つの音をバラバラに聞かせてくれる。
なるほど!まあ、詳しくは説明できないが、 原因がわかった。勉強だ。日々努力だ。日々の努力が大事なのです。
レコーディングは面白過ぎます。
02:30 1年中レコーディングだったらいいのになーって、 疲れと眠気と何かで訳が解らなくなってきたので とりあえず今日のところは一旦、MDにおとしてもらい家で聴いてみて、 明日最終確認をしましょ。
っちゅう訳で今日は帰りましょ。
あふぃふぁも、よろふぃふおねふぁいしまふ。

2月22日(日)   〜トラックダウン3日目〜

熟睡した。耳も体も復活だ。復活か?
今日はなんて風が強い日だ。
さてと、今日も一日頑張るぞ。ほどほどに。
12:30 何故か家を出る時間は早かった。しかも道がすきまくっていた。
こんな日にわざわざいつもの所に寄る必要は無い。
某駅前の辺りを散策して弁当屋を見付けた。
食のリフレッシュだ。
そんなこんなで30分も早く着いた。
かぶりつきだ、がぶりよりだ。飯に。
ううむ、まずい。
13:30 さあ、改めて「hate beat!」を聴く。
『いいじゃん、コレで行こう。』
即決。問題なし。無問題。
が、2パターンおとした。ある音がアリかナシかの2パターンだ。
どっちを収録するかはマスタリングまで考えよう。
収録されなかった方は....どうにかしよう。
14:00 続けて「金星」へ。
俺らはブースを出て隣のくつろぎスペースで待つ。
実は今回のレコーディング中、カメラを回していて レコ風景をちょこちょこと撮影していた。
待つ間、そのビデオの鑑賞会。
結構、見ごたえあるな。
19:00 『じゃあ、聴きで。』
不精髭をなびかせながら小野寺ちゃんが出てくる。
時間的に半端になりそうなので先に、もも天に注文。
「MOMOTENN」とキーボード打つのも飽きた!
が、なんと今から1時間半後の到着になるらしく 仕方なく(いやどっちかっつうと嬉しい)、メジャーどころの某弁当屋にする。
俊輔ぇ、よろしく。買出し部隊。
気持ちを切り替えて、さあ「金星」を聴く。
やべぇ、すげぇかっけぇ!
もう、全然問題無い。最っ高だ。名曲だ。
いいねいいね。興奮する。
おっと、高野、飯室、小野寺のお三方が ギターにかけるリバーブの実験大会。
様々な機材からガラクタの様なイチモツまで、試す試す。
で、「コレだ!」に辿り着いた。
楽しいね。
20:30 『いさざきます。』
いつもとは違う新鮮な感じのするいただきます、で飯にする。
21:00 しめのお茶を飲むや否や、小野寺ちゃん次曲の「夜の色」へ。
カッパさん、時間があるからとCDを買い漁りに、夜の街へ。
茂呂は何かをヘッドホンで聴きながら、夜の瞑想へ。
22:00 朝日がお疲れ駄菓子を土産に来スタ。お疲れ。
レコーディング後のあれやこれについてミーティング。
23:15 “ガキの使いやあら〜”をみんなで見ていた。
番組的にこれからって時にその時は来た。
『聴きで。』
お、結構早いな。「早いよ!テレビ見たいのに!」と心の叫びを つい発言してしまうnilは駄目な人達です。
わくわくした気持ちと耳と、そんな表現もういいか。とにかく聴く。
いい。録ったときの空気感ほぼそのままの形だ。
細かい部分くらいで基本的なところはまったくの大OK!だ。
終わりの方で出てくるギターのアルペジオに小野寺ちゃんの ナイスアイディアがキラリ。曲がクイっと上がってる。
「あそこが気になる」をちょこっと直す。でも「やっぱさっきのに戻してくれい」。
そんな事を何度も何度も行うわけです。
確認で聴いてる頃、カッパさん戻ってくる。
01:10 「夜の色」のT.Dが終了。最高です。
小野寺ちゃんが例のチェック表に記入する。
少しの笑いを期待され、みんなが注目するプレッシャーの中、 彼は空欄に月と山を描く。「ううむイマイチ」と、高野から指導が入る。
時間的に少し早めに終えたので明日やる曲
「(愛は)ミラーボール」の仕込みをやっていくと言う小野寺ちゃん。
いい人だ。いい人すぎる。プロだな。見習おう。
そんな小野寺ちゃんを尻目に帰路に着く俺ら。
ごめんなさい。先にビール頂いときます。
お疲れでした。また、明日。

2月23日(月)   〜トラックダウン4日目〜

残すところ、あと7曲となりまして
大分終わりが見えてきた感のある今日は23日。
よし、もうすぐ存分にアルコールを摂取できるぞ
と、自分に妙なハッパをかけながら眠い目を無理やり覚ます。
15:00 今日は更に気分を変えて、いままで気付かずスルーしていた山手通り沿いの 弁当屋にたまたま寄ってみた。
そこは「魚屋さんのお弁当」が売りらしく皆各種(鮭やら鰤やらさんま)焼き魚弁当にした。
『うまい。』
これが大当たり。大正解だ。
「別にファミレスやら宅配やら家で食って来てもいいんじゃ無いか?」
と、お思いの読者諸君!気にするな。気分の問題なのです。
15:30 小野寺ちゃんは大分先に来て「(愛は)ミラーボール」のT.D作業を開始している。
丁度、皆が飯を食い終わった頃に呼びに来た。
グッドタイミングだ。さすがプロ。
さあ、ミラーボールを聴く。踊ってしまうのか。
これも基本的には大オッケーで、ダビングしたギターの出具合だとか 本当に細かい所をちょこちょこ直す程度だ。
高野と茂呂の声の絡みもバッチリだ。
素晴らしい!小野寺ちゃん。
あまりに無問題なので
『えー、じゃあチョッパーをもっと上手く聴こえる様に。』
って言う俺。
『いや、それは無理です。』
きっぱり小野寺ちゃん。
『じゃあ、チョッパーがもっと上手くなりたいんですけど。』
って俺。
『頑張って下さい。』
すっぱり飯室さん。
やっぱり。笑いなよ。
17:30 油の乗り切ったそのままの勢いで次曲「サーカス」へ。
俺らは昨日と同じく、くつろぎスペースでビデオ鑑賞。
結構、笑える部分が多くて笑い疲れた。
側のラジカセでさっきの「ミラーボール」を改めて聴いてみる笑顔の3人。
『...あれ?』レコーディング寸前に微妙にリアレンジした箇所が
従来通りの形で演奏、録音されてる事に今更気付く馬鹿3人。
ようは、すっかり忘れていた!って事だ。
『ま、いいか。』
nilはこんなバンドだ。
笑いなよ。
19:30 さあ、今日はどうしよう。
勿論、飯の話だ。
誰かに裏で操られていようとも、流石に飽きてきたのは事実。
もも○はやめてもっとガッツのありそうな名前の弁当屋にした。
20:00 半分自分の部屋化したくつろぎスペースでくつろぎ過ぎな位の俺等。
以外にも早く『聴きで。』を聴けた。
お、早っ。もう、出来たのか。
確かに「サーカス」はラフミックスも状態でもかなりいい感じではあった。
もう、一発OK!だ。間違いない。
『おとしちゃってください。』がすぐ出る程だ。
(マスタリングスタジオへ持ち込むマスターテープとなる アナログハーフテープに流し込んで下さい、の意。)
「俺の葬式にはこの曲を流してくれ」と、高野。
「そういう奴に限って長生きするもんだ。
君の葬式の頃にはここにいる皆先に死んでるから 自分でかけなさい」と全員の意見が一致。
ここに来て、一体感だ。
21:00 「サーカス」もスムーズに終了、さて飯に臨む。
そう、まさに臨む感じだ。
ガッツがあるのを頼んだのは俺達だ。確かにそうだ。
ガッツがあり過ぎたのだ。
大分くたくたの体と胃袋に過剰なガッツは必要なかった。
過剰な揚げ物は。「一口毎に胃がもたれていく」と、茂呂。
胃薬も頂きます。
21:30 小野寺ちゃんはそのまま次曲「Birth Day」に取り掛かる。
俺等はリフレッシュを求めいつもの夜景を見に屋上へ。
写真やらビデオを撮ったりした。
が、暗すぎてさっぱりだった。仕方ねぇ。
00:15 どうやら「Birth Day」が出来たようだ。
聴く。
これもほとんどと言っていい位、完璧に近い。
チェックと言うか、普通に聴き入ってしまってた、俺。
とんだ感動巨編だ。
改めて素晴らしい曲だ。最高。
もうみんなの気持ちは早く持って帰って家で飲みながら聴く、 というモードになってた。
が、この曲8分弱な尺な訳で、なんやかんやに結構時間を要す。
エンディングのコーラスが「うまく歌え過ぎてて人工的に聞こえるから 加工したと思われると癪だ。下手に聞かせよう」と、高野。
が、下手に、ではなく美しいまま人間的に、なった。
01:50 この時間だ、結局。
でも、今日は本当スムーズに進んだ。素晴らしい。
この調子であと2日間、頑張ろう。もうちょいだ。
あと4曲を残すのみ。
小野寺ちゃん曰く、『明日は6時位でゆっくりでいいです。』だそうな。
やべ、飲んじゃうなこれは。
また、明日。
いい雰囲気で『お疲れさんでした!』

2月24日(火)   〜トラックダウン5日目〜

この一連の流れの中で一番集合時間に余裕のある今日。
結局、それがあって逆に朝までじっくり曲を聴いたり、ゆっくり飲んだりで テンション上がって寝れなくなり睡眠的にはさほどいつもと変わらぬ感じだったのは いたしかたない。そういうものだ。
17:00 昨日の話では
『明日は各自飯食っといて、スタジオ着いたらすぐ聴けるようにしとくか。』
.....セボン・イレボンに寄って各自飯を買う。
そんなもんだ。関係ねぇ。
17:30 飯をさっさと平らげて、というか流し込む。
俺は今日、高野と茂呂のリクエストで最新のゲームを持って来たのだ。
そう、最新型の。
“スーパーファミコンのマリオワールド”
今、キーボード打ってて活字にしてみてちょっと恥ずかしかった。
でも、敢えて今やってみると結構おもろいのだ。
俺は日記書き、いや日記打ちに取り掛かる。
『さて、仕事するか。』
と言って高野が握ったのは勿論それのコントローラー。
いきなりマリオの動きが違う。
かなり上手い、やり手だ高野。
参戦する茂呂。マリオ、いやルイージと現実の茂呂の動きが連動してる。
予想通りだ茂呂。
17:45 が、ゲームを始めるや否や小野寺ちゃんが呼びに来た。
申し遅れましたが、小野寺ちゃんは3〜4時間前くらいには来て
「It's a true is a true」のT.D作業をやってくれてたのだ。そういえば。
そんなnilは駄目な人達でしょうか?
『PLAYで。』
かなりかっけぇぞこりゃ。ばっきばき来る。
ただ、演奏と声のバランスをもっと絶妙にと高野。
何度も納得いくまでヘッドホンやスピーカーで聴き比べて とことん最良のポイントを探す。
18:45 キたー!
最高の「It's a true is a true」が出来上がった。やべぇ。
19:00 そのまま「It's a blue is a true」に取り掛かる小野寺ちゃん。
と、その前に飯の相談。大事だ。
昨日の昼食った魚の旨さが忘れられずそこにする。
勿論みんな焼き魚だ。今日は鮪なんかもあるらしい。
『弁当が楽しみになってきた。』
と、高野。確かに俺も。
19:20 俊輔が弁当買って戻ってくる。
俺等は流石に2時間前に食ったばかりなので 小野寺、飯室、あべの3氏、お先にどうぞ。
くつろぎスペースでは依然マリオブームの波衰えずってところだ。
“今、マリオが熱い!”のだ。
21:00 いい感じで腹減ってきた。
楽しい飯の時間だ。
丁度、テレビではK-1が始まった。
“今は、K-1が熱い”のだ。
格闘技はやっぱりすげぇ。熱い。
nil皆、釘付け。
『また、いい時に呼びに来るんだろうな。小野寺ちゃん。』
そんな心配?は無用だった。完観戦。
23:00 『聴きで。』
と、いいタイミングで小野寺ちゃん。
なかなかいい感じ。
アドリブで録った高野のギターのフレーズの出し方でやや悩む。
結構印象に残るフレーズなのでそのバランスも難しいのだ。
いろいろ試して見てしっくり来る、いやぴったりはまるポイントに辿り着く。
バランスって本当に難しいのだ。
鼻毛一本分変えただけで大きく変わってくるのだ。微妙。
あと、コーラスのバランスも試行錯誤。
こうやって試行錯誤して最良の最高の曲にあったポイントを探すのが 難しくもあり、楽しくもありのT.Dの醍醐味だ。
01:00 そんなこんなの末、「It's a blue is a true」が完成。
よしよしよし。
着実にキテル。
『芸術は爆発だ。』
『ROCKがINPLOSIONだ。』
俺もキテル。
今日は早めに寝ることだろう。
明日で二段落だ。もうちょいだ、もう.....。
お疲れでした。

2月25日(水)

泣いても笑っても、地団駄踏んでも踏まなくてもT.D最終日。
残るは「INPLOSION TEENAGE GIRL」「the past inplosion」の2曲だ。 さてさて。
15:00 小野寺ちゃんは先にきて「INPLOSION TEENAGE GIRL」に 取り掛かっている。はず。
最近の大お気に入り、魚系弁当を買ってスタジオ目指す。
着いてすぐ俺等の基地みたいなスペースで弁当をぱくつく。
15:30 食うや否や、高野はマリオに夢中。
茂呂はベースを弾きながら何か歌を口ずさんでいる。
17:00 小野寺ちゃんがいつもの感じで出てくる。
『聴きで。』と言うかと思いきや
『いや、トイレで。』
『なんだ。(皆)』
立ち上がりかけた俺等。
トイレから戻る小野寺ちゃん。ブースに戻ると見せかけて
『じゃあ、聴きで。』
フェイントじゃん!
そんな技まで持っているとは。小癪な。
さて、記念すべき1stの記念すべき1曲目。
どんな感じだ。聴いてみる。
結構、ドッカンドッカン派手めな感じで1曲目って感じの出来だ。
ベースの少し物足りなく感じてたところもばっちりだ。
ドラムは?
茂呂が口を開く。
『スネアのカラッと