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2008.FEBRUARY      2008.APRIL
 
 
 
2008/03/29


いつでもオイラ怒ってる。
色んなものに怒ってる、が、
怒り、なんてものに身が震えるのはいつ以来か。
罪を憎んで人を憎まず?
どうでもいい。
とにかく返せ。
国宝をよ。
http://www.up-down.com


           
            高野 哲 from nil。
 

2008/03/25


歯がゆいね。
歯が。
親知らずを抜いた右奥の方の神経がどうにかなってる所為か、
どこがどうって言えない感じの漠然とした痛み。
歯がゆい、とはそこから生まれた表現だ、と言い切るね。
歯医者は「問題ない」と。

各方面から「THE GREAT SPIRITS」の感想を貰う。
なぜか今回はわざわざ電話してくれる人が多い。
電話越しに熱が伝わって来て嬉しいね。
嬉しい、嬉しいのだが、歯がゆい。
早くステージ上で実感したいね。

花粉症の症状が収まっているのは、
歯周辺の鈍痛のおかげで体がそれどころじゃないのだろうか。
アレルギーなんてそんなもんだろう、と言い切る。
問題ない、と。



                 高野 哲 from nil。
 

2008/03/19


ここんとこずっと気にはなっていたのだが放っておいた親知らず。
そいつを抜きに歯医者へ。
下の右側。横向きに生えてきてる。
上の左右両方と下の左は随分前に抜いたので最後の一本。
と思ったらあれ?レントゲンに映った左上の奥にもう一本。
「これはおそらく一生出てこないから放っておきましょう」と。
で、気になってた右下のをズボッ抜いてもらう。
すっきりした様な、なんか挟まってる様な。

そんなこんなで「THE GREAT SPIRITS」発売!
訴えられない程度の大音量で楽しんでくれ!
感謝!



             高野 哲 from nil。
 

2008/03/12


どうやら持ち前の花粉アレルギーが発症したらしく、
くしゃみが出るそして目が痒い。
痒いという字は例え読み方や意味を知らなくても痒いな。
ここ数日、寒気やら喉の痛みやらをビールで消毒してたのだが、
どうやら花粉は洗い流せないらしい。
毎年の事だがムカつくね。
今月はライブがないのでまあよし、とするか。
毎年と言えば、身近にいる不花粉症の人々に必ず聞かれる
「花粉症ってどういう感じなの?」と毎年。
説明するだけで症状が悪化しそうで嫌なのだが、
「鼻はね、べりっとめくってホースとデッキブラシでガシガシ洗いたい感じで、
 目はね、ぐりんとえぐり出してきゅっきゅと音がするまで磨きたい感じで、
 大地はね、一度海の底に沈めばいいって感じで、
 俺なんかね、消えていなくなっても世の中はうまく回るって感じ」
と言う。

そんな感じ。


                  
                 高野 哲 from nil。
 

2008/03/05


頭の中に突然って書くと少し大げさかもしれない。
でも、かなり俊敏に正確にギターのリフレインが両耳の間をラリーしだして、
思わずバイクを山手通りの路肩に止めた。
お得意先にランチを届けた後だったので、一服がてら、
車道と歩道の狭間にその土台となるリズムを探した。
鼻歌でベースとドラムを確認してみると、もう出来上がってる。
完璧なアレンジが俺の頭の中で足踏みしている。
いつも以上に長く感じるアルバイトを終え帰宅し、
8トラックのMTRの録音ボタンを押し、昼間のリフレインの構築を始める。
数時間続いた興奮状態の後の俺の結論は「歌は要らない」。
ふと目に入る机上のメモ帳に「FASHION MONSTER」とある。
これだ。

それが10年前のある一日の出来事だ。
それまでの音楽活動の中で挑戦しなかった
「自分の頭の中で鳴り始めた音を表現していく」事をやっていきたい。
そう決意した夜明け前だった。
思えばその日がnilの始まりだったか。
それから色んな出会いがあった。
もう思い出せない別れもきっと。
どちらが多いか。今は考えず。
最近の重要な出会いは「ワカンタンカ」って言葉。
日本語に訳すと「大いなる意思」だが、「八百万の神」かも知れない。
インディアンと呼ばれ自分達の大地を盗まれた勇者達の言葉だ。
いくつかの文献に触れ、感じ、その時書いた曲のタイトルに拝借した。
でも俺が気に入ったのは英語訳の「THE GREAT SPIRITS」。
そのままの響き「THE GREAT SPIRITS」。
日本語にすると「ザ・グレイト・スピリッツ」。
今回レコーディングしたnilの再録音ベスト盤であり、
4枚目のフルアルバムにその名を冠した。
あの瞬間からの10年間に名前を付けるとして、これ以上のものはないと。

この10年間で出会った全ての人々へ、感謝と共に伝えたい。
あの日録音ボタンを押した8トラックの宇宙は今、こんなにも輝いている。
そしてnilをずっと支えてくれてるみんなに、これから出会い別れるみんなに、
この「THE GREAT SPIRITS」を捧げる。
あの日の夜明けと今日の夜明け。
何の違いもない。
旅はまだ始まったばかりのようだ。



                 
                    高野 哲 from nil。